まず決める:対象店はNL、通常の買い物はリクルートカード

年会費をかけずに始めるなら、一般の三井住友カード(NL)は7%対象店の指定決済に使い、それ以外の通常の買い物は1.2%還元のリクルートカードへ回すのが基本です。ゴールド(NL)は、年間100万円特典と年会費の状態を加えて判断します。

自分の状況 選ぶカード・支払い先
まず年会費無料の2枚で使い分けたい 対象店は一般NL、通常の買い物はリクルートカード。両方とも年会費無料
ゴールドの年会費が永年無料で、対象利用を年100万円確保できる ゴールドで100万円特典を確保。達成後も7%対象店はゴールド、通常の買い物はリクルートカード
1枚にまとめたい・7%対象店をほぼ使わない 通常の対象ショッピングならリクルートカードを基準に比較。無料のゴールド1枚は年100万円では有利でも、年150万円ではリクルート1枚に逆転される

たとえば対象店で月2万円、年間支出150万円なら、一般NL+リクルートは年31,920円相当。年会費無料のゴールド+リクルートなら36,600円相当ですが、ゴールドの初年度年会費5,500円を引くと31,100円相当になります。新しくゴールドを作るかと、無料化済みのゴールドをどう使うかでは答えが違います。内訳は後半の比較表で確認できます。

比較対象にリクルートカードを選ぶ理由は、年会費無料で、通常の対象ショッピングが1.2%だからです。スーパー・ネット通販などをNLの0.5%に集中させる必要があるか判断できます。リクルートカードの年会費ポイント条件

還元率・年会費・対象店・100万円特典は2026年9月15日に公式情報を確認しました。後半の「選べる無料保険」の詳細は9月7日の確認内容です。「NL」はナンバーレスの意味で、一般のNLとゴールド(NL)では年間特典が異なります。

基本条件 三井住友カード(NL) 三井住友カード ゴールド(NL)
本会員の年会費 永年無料 通常5,500円(税込)。年間100万円の対象利用で翌年以降永年無料
通常の買い物 200円(税込)につき1 Vポイント(0.5%相当) 同左
対象コンビニ・飲食店の指定決済 通常分込み7% 同左
年間100万円の継続ポイント ゴールドと同じ10,000ポイント特典はない 毎年条件達成で10,000ポイント
入会時の旅行保険 海外旅行傷害保険(利用条件あり) 海外・国内旅行傷害保険(利用条件あり)
選べる無料保険 旅行保険から変更可能 旅行保険から変更可能

出典:一般NLの商品概要ゴールド(NL)の商品概要。通常のゴールド申込みは初年度5,500円で、100万円を使ってもその初年度の年会費が戻る制度ではありません。

以下の比較は、Vポイント・リクルートポイントをそれぞれ1ポイント1円で使い切る前提です。Vポイントは申込みによりカード代金へ充当可能。リクルートポイントはPonta・dポイントに交換でき、Amazonではアカウント連携後に1ポイント1円で使えます。どちらも現金が自動で戻る意味ではありません。Vポイントの支払い充当リクルートポイントの使い方

使うべきお店:7%対象店では支払い方まで決めておく

下表は代表例です。店頭の対象決済はスマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済。7%は通常0.5%と加算6.5%の合計で、200円(税込)単位の付与です。一般NL・ゴールド(NL)とも同じで、Oliveのクレジットモードの8%とは区別してください。

優先して使いたいお店の例 7%を受ける支払い方
セブン‐イレブン、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ 店頭でスマホのタッチ決済
マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、すき家 スマホのタッチ決済、または公式の対象モバイルオーダー
サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、はま寿司、ココス、かっぱ寿司 店頭でスマホのタッチ決済
ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、フレッシュネスバーガー 店頭でスマホのタッチ決済
スターバックス アプリまたはApp Clip経由のモバイルオーダーでApple Pay決済

商業施設内などには対象外店舗があります。スターバックスは店頭のスマホタッチやスターバックス カードへのチャージを、この7%と同じ扱いにできません。店頭とモバイルオーダーで対象一覧が違います。公式の対象店舗・決済方法一覧

同じお店でも、カード現物やiDでは7%にならない

カード現物のタッチ、iD、差し込み、磁気取引はこの加算の対象外です。セルフレジは「クレジットカード」を選び、スマホでタッチします。「Apple Pay」を選ぶとiDになるケースに注意してください。Google Pay・Samsung WalletではMastercardタッチ決済を利用できません。また原則1万円を超えるなど、端末への差し込みが必要になった支払いは加算対象外です。公式の決済時の注意

通常0.5%の買い物は、リクルートカードの1.2%と比べる

スーパーやネット通販など、NLが通常0.5%になる買い物では、リクルートカードの通常1.2%との差は0.7ポイントです。以下は両カードの通常還元対象となる直接のカード払いを比べています。電子マネーへのチャージや税金・年金・積立は、還元や集計の扱いが違うためこの比較に含めません。

別カードを優先したいお店・支払い 判断する理由・例外
ファミリーマート 上記コンビニ・飲食店7%サービスの対象一覧にない。コンビニ全部が対象ではない
イオンなどのスーパー、Amazonなどのネット通販、通常のドラッグストアの買い物 上記7%サービスの対象外。別の店舗特典やキャンペーンがなければ通常還元で比較
スターバックスの店頭支払い・スターバックス カードへのチャージ 指定モバイルオーダーの7%条件と異なる
対象チェーンでのiD・カード現物の支払い お店は対象でも支払い方が加算対象外
ゴールド(NL)で年間100万円を達成した後の通常還元の買い物 継続ポイントは利用額に比例して増えず、追加支出は通常0.5%で比較する

店舗の判定は公式7%対象一覧との照合です。25歳以下向け特典など別制度が適用される支払いもあるため、「対象一覧にない支出はすべて0.5%」とは限りません。一般NLのその他の優待

たとえば月2万円を7%対象店、月8万円を通常の買い物に使うと仮定します。一般NLに全部まとめると年間21,600円相当。対象店だけ一般NL、それ以外をリクルートカードにすると28,320円相当で、年間6,720円相当増えます。計算は「24万円×7%+96万円×0.5%」と「24万円×7%+96万円×1.2%」の差です。リクルートの通常還元率

ゴールド(NL)は100万円を超えると損する?

通常還元の支出を100万円超も集中させると、超過分を高還元カードに回す場合より損になります。 ただし100万円到達でポイントが減ったり、対象店の7%が終了したりするわけではありません。

ゴールド(NL)の継続特典は、年間100万円以上で10,000ポイント。200万円使ったから20,000ポイントに増える制度ではないため、達成後の通常の買い物は追加分の0.5%が判断基準です。継続特典の公式条件

対象店を使わない場合:年150万円なら1枚集中でもリクルートが上回る

まず、7%対象店の利用がなく、全額がNLで0.5%・リクルートカードで1.2%となる通常の買い物で、ゴールドの年間特典にも算入される場合です。

単位:円相当(年会費を差し引いた額)

使い方と年会費の状態 年100万円 年150万円 年200万円
リクルートカード1枚(年会費無料) 12,000 18,000 24,000
ゴールド1枚(年会費永年無料化済み) 15,000 17,500 20,000
ゴールド100万円+残りをリクルート(ゴールド無料化済み) 15,000 21,000 27,000
ゴールド1枚(初年度年会費5,500円) 9,500 12,000 14,500
ゴールド100万円+残りをリクルート(初年度年会費5,500円) 9,500 15,500 21,500

年間150万円を無料化済みのゴールド1枚に集めると、通常7,500ポイント+継続特典10,000ポイントで17,500円相当。リクルート1枚の18,000円相当を500円下回ります。ゴールド100万円+リクルート50万円なら21,000円相当となり、ゴールドに全額集中するより3,500円、リクルート1枚より3,000円多くなります。

一方、これから年会費5,500円でゴールドを作るなら、初年度の併用はリクルート1枚より2,500円少なくなります。入会キャンペーン・保険・ラウンジ等を加えないポイント比較では、初年度だけで得になるとはいえません。すでに年会費を払った年度の支払い先変更では、年会費はどちらの使い方でも同じなので、超過50万円を移す3,500円の差は残ります。

99万円で止まれば継続特典は0ポイントです。無料化済みのゴールドでも通常分は4,950円相当で、リクルート1枚の11,880円相当を下回ります。100万円に届くかは、生活費を増やさずに達成できる対象利用で判断してください。

表は入会特典・店舗加算・積立・保険などを含めず、現行条件が各利用期間中続く仮定です。リクルートは月間合計の1.2%の小数部分を切り捨て、NLは200円単位で付与されます。試算では毎月の各カードの対象額を1,000円単位にして端数が出ない配分にしています。実際の明細では端数や対象外利用で変わります。ゴールドの10,000ポイントは初年度利用分も翌加入月末までに付与され、判定・付与時点でカードを継続している必要があります。表はその年度の利用に対応する特典込みで、年度内の受取額ではありません継続特典の集計・付与条件リクルートの端数処理

対象店で月2万円使う場合:100万円達成後も7%は残す

今度は年間支出のうち24万円(月2万円)を、NLの7%対象店で指定決済する場合です。残りは通常の買い物で、どのカードでも同じ額を支出すると仮定します。

単位:円相当(年会費を差し引いた額)

使い方 年100万円 年150万円 年200万円
リクルートカード1枚 12,000 18,000 24,000
対象店24万円は一般NL、残りはリクルート 25,920 31,920 37,920
全額ゴールド(年会費無料化済み) 30,600 33,100 35,600
対象店24万円+通常76万円はゴールド、残りはリクルート(ゴールド無料化済み) 30,600 36,600 42,600
同じゴールド併用(初年度年会費5,500円) 25,100 31,100 37,100

対象店24万円を一般NLに任せるだけでも、リクルート1枚との差は年13,920円相当です。「24万円×(7%−1.2%)」で計算できます。ここはゴールドにしなくても得られる差です。

年会費無料のゴールドへ通常支出76万円を加えて100万円を達成すると、一般NL+リクルートよりさらに年4,680円相当増えます。「継続特典10,000円−76万円×(1.2%−0.5%)」が増分です。初年度5,500円を払うとこの差はマイナス820円。対象店月2万円・年100万円以上の例では、初年度のポイント差を優先する人は一般NL+リクルート、無料化済みの人はゴールド+リクルートを選べます。

対象店の利用が多いほど、100万円に届かせるために0.5%へ移す通常支出が減ります。たとえば対象店が年48万円(月4万円)なら通常支出は52万円で足り、初年度でもゴールド併用が一般NL併用を860円上回ります。年会費だけで一律に決めず、自分の対象店利用額で比較してください。

年150万円の使い分けは、7%対象店24万円+通常76万円をゴールド、残り50万円をリクルートです。「先に通常の買い物だけで100万円使い切る」と、後半の対象店利用がその上に積み重なり、通常支出を必要以上に0.5%へ寄せてしまいます。集計期間の最後までに対象店で使う見込み額を先に取り分け、残りで100万円を満たしてください。

対象店の利用見込みが少なければ通常支出を多く回す必要があり、達成できなければ10,000ポイントを失います。100万円の判定はVpassで確認し、達成後も対象店の7%はゴールドに残すのが手順です。使い分けのために不要な買い物を増やす必要はありません。

「請求が100万円」と「特典達成」は別

ゴールドの集計は原則カード加入月からの1年間で、初年度は加入日から11か月後末日までです。SBI証券のクレカ積立、年会費、国民年金保険料、一部チャージなどは集計対象外。2026年3月1日からはau PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカードへのチャージも対象外です。売上データの到着遅れもあるため、Vpassの達成状況で確認してください。集計期間・対象外利用の公式条件

年会費永年無料は一度条件を達成した後の優遇ですが、10,000ポイントは毎年の達成が必要です。翌年も100万円に届かせるために不要な買い物を増やすと、ポイント以上に支出が増えます。積立のポイント条件など、別制度の年間利用判定はこの表に含めていません。

一般NLの100万円は、ゴールドへの招待と分ける

一般NLには、対象利用が年間100万円以上などの条件を満たすと、年会費永年無料でゴールド(NL)に切り替えられる案内があります。これはゴールド保有中の継続ポイントとは別制度です。

案内には満18歳以上(高校生を除く)やカードレターの受信設定が必要で、指定メールから期限内に申込み、審査を受けます。自動切替ではなく、通常の申込経路では同じ無料条件になりません。集計期間も加入日で異なるため、ゴールドの期間をそのまま当てはめないでください。無料アップグレードの公式条件

選べる無料保険は「何を補えるか」で選ぶ

NL・ゴールド(NL)は、初期の旅行安心プランから、スマホ、弁護士、ゴルフ、日常生活、ケガ、持ち物の各安心プランへ変更できます。全部が同時に追加される制度ではありません。海外旅行を予定しているなら、変更によってそのカードの旅行保険がなくなる影響も考えます。選べる無料保険の公式案内

選択肢 向く場面・確認したいこと
旅行安心 旅行で利用する人。一般NLは海外、ゴールド(NL)は海外・国内。旅費などの対象決済条件を確認
スマホ安心 画面割れの修理に備えたい人。NLの補償範囲と通信料の支払い条件は下記参照
日常生活安心 他人への賠償に備える。既存保険との重複と補償額を確認
ケガ安心 交通事故による入院などに備える。病気全般の医療保険ではない
持ち物安心 携行品の損害に備える。対象品・免責・保険金額を確認
弁護士安心・ゴルフ安心 その用途がある人。対象となる事故と費用をプラン詳細で確認

スマホ安心:一般NLは通信料の支払いが必要

一般NL・ゴールド(NL)のスマホ安心プランは画面割れ、保険金額5万円、自己負担5,000円。上位カードの自然故障や盗難まで含む補償と混同しないでください。

対象端末は本人が所有・使用し、補償開始時点で購入から2年以内、または補償期間中に購入したもの。一般NLは事故時点で直近2か月連続の通信料支払いが必要です。ゴールド(NL)はこの利用条件がなく、年会費優遇で無料になっていても同じです。他プランから変更後、補償開始から30日以内の損害は対象外。修理・購入の証明も必要です。NL・ゴールド(NL)のスマホ補償条件

したがって、一般NLでスマホ保険を選ぶ場合は、通信料だけNLに残す判断もあります。仮に月5,000円の通信料がNLで0.5%、別カードで1%なら、移すことで増えるのは年間300円相当。保険のために失う還元と、自己負担・端末条件を含む補償の価値を比べます。

日常生活安心:無料でも補償額は確認する

一般NLとゴールド(NL)の個人賠償責任の保険金額は20万円です。「自転車事故などもこれだけで十分」と考えず、火災保険・自動車保険などに付けている個人賠償特約の金額や対象家族と比べて選びます。カード別の個人賠償補償

2026年4月16日以降に補償が開始する一部プランには改定が適用されます。4月15日以前に開始した補償は満了まで旧条件なので、今日の日付だけでなく、自分の補償開始日と重要事項説明書を確認します。保険改定の適用時期

変更手続きと、元に戻せる時期

Vpassの「選べる無料保険」の変更・照会から手続きします。当月20日までの変更は翌月1日午前0時に補償開始。その後1年間は原則プランを変えられず、手続きしなければ同じプランが継続します。次回の変更受付は満了3か月前から満了月20日までです。旅行直前に旅行保険へ戻す使い方はできないため、年間の予定を見て選びます。公式の変更手順

自分の支払いを3つに分けて設定する

  1. 対象店の指定決済:一般NLか手持ちのゴールド(NL)をスマホに登録。店頭でスマホのタッチ決済を使う。100万円達成後もここは残す。
  2. 通常還元の買い物:一般NLならリクルートカードの1.2%対象となる支払いを移す。無料化済みのゴールドなら、Vpassで集計期限・対象額を確認し、今後の対象店利用も含めて100万円を確保。残りをリクルートへ回す。
  3. 保険などに必要な支払い:一般NLのスマホ通信料など、還元率以外の条件を満たすために残す支出を決める。

リクルートポイントをPonta・dポイントとして使う人は交換設定、Amazonで使う人はアカウント連携も済ませます。年会費や管理の手間まで含めて1枚にしたい場合は、リクルートカードの日常支出比較へ。別の支出配分で2枚持ちを検討する場合はカードの組み合わせ方で確認できます。

最初の1枚、どれを選ぶ?

楽天カード・三井住友カード(NL)・Olive・JCB CARD W/S・エポスカード・ライフカード。年会費無料の7候補から、申込条件といつもの買い物で選びます。

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